僕にとっての「ゴールデンルール」
- 藤井 浩行
- 2021年5月9日
- 読了時間: 4分
僕が「ゴールデンルール」と言っていることが二つあります。
ひとつは、僕の師匠である鈴木博さんが提唱している「自分が源泉」というものごとの捉え方。
もうひとつは、解決志向ブリーフセラピーの中心哲学である「3つのルール」です。
「自分が源泉」とは、「すべての結果は自分が創っている…という立場をとること」とお伝えしています。
そして「自分が源泉」のパワーは、とてもシンプルです。
それは「自分が創った結果ならば、自分が創り変えることができる」というものです。
しかし私たち人間は、うまくいかないことがあると、誰かのせいにしたり、環境のせいにしたりしがちのようです。
それは「この(悪い)結果は自分が創った」と捉えると、結果の良し悪しが自分自身の良し悪しと連動して自己重要感が損なわれるので、そこから逃れたいと思うからだと考えられます。結果に「良い悪い」が入ると自分を守りたくなるようです。
そのような状態からは、本質的な問題解決には至らないかもしれません。
結果を判断・解釈せずに「事実」としてニュートラルに受け取った時に、新しい可能性が見えてくるかもしれません。
「自分が源泉」の捉え方で大切なのは「良い悪いは別で」というニュートラルな捉え方です。
またありがちなのが、さっきとは逆で自分自身を責めて責めて必要以上に傷つけることです。
かつての僕は、うまくいかないことがあると、怒りが湧いてきて、その怒りが自分自身に向かうことが多くありました。
そんな時に反応として頭の中に出てくる声(自己内会話)は次のようなものです。
「やっぱり俺はダメだ」
「俺には能力がない」
「何をやってもうまくいかない」
そして、悲しさや悔しさや情けなさといった反応としての感情に支配されて身動きできなくなります。
これは、結果の良し悪しと、自分自身の良し悪しが連動してしまっている状態です。
そのように「反応に溺れている」状態では、やはり本質的な問題解決には至らないかもしれません。
「自分が源泉」の捉え方のポイントの一つは、「反応」していたら「完了」するというプロセスです。
「完了」し「自分が源泉」の立場をとることが大切だと考えます。
「完了」とは「反応」と闘わない状態、降参している状態と考えると良いかもしれません。
これはトレーニングが必要なことだと思います。
「反応」に「気づき」、「完了」するというプロセスのトレーニングです。
「反応」に気づいたら、「それは在る」と良い悪い別で客観的に認め「そして在っていい」と許可を下ろすことをトレーニングしたらよいと思います。
これは「許し(赦し)」の訓練とも言えるかもしれません。
僕の経験上、「自分が源泉」の立場をとると視点が変わるので、今まで見えていなかったことが見えてきて(気づき)、それが問題解決やビジョン実現の糸口になるようです。
また、ブリーフセラピーの「みっつのルール」とは、以下の3つを言います。
【ルール1】 うまくいっていることは変えずにそのまま続ける。
【ルール2】 一度やってうまくいったのなら、再びそれをやる。
【ルール3】 うまくいっていないのであれば、(なんでもいいから)違うことをする。
うまくいかない方法を続けない。
私たちは、特に「うまくいっていない」時に、「(効果のないことを)無意識のうちに繰り返している」ということはないでしょうか。
僕は、そのことに気づいて「自分が源泉」の立場をとって、何か変えられることを変えることが突破口になると考えています。
またよく目にするのが、順調なのにそのことに飽きてしまって余計なことをし始めることで、うまくいっていることに悪影響を起こすという事例です。
この「みっつのルール」には、特別な説明は必要ないと思います。
きっと、読者の皆さんも思いあたることがあるのではないでしょうか。
最初にこのルールに出会った時、僕は「なるほど!」と一瞬で納得しました。
それほど本質的なことだと考えています。
このふたつが、僕を支えてくれている「ゴールデンルール」です。
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