一日の終わりに
- 藤井 浩行
- 2021年2月1日
- 読了時間: 2分
先日ある会社さんで、研修をさせていただきました。
経営自体は、このコロナ禍でも大きな落ち込みがないという素晴らしい会社さんなのですが「スタッフの元気がないので元気づけたい」というのが、その依頼理由でした。
そこでテーマは「承認」にしました。
(新入社員の方もいたので、もう一つのテーマはチームビルディングでした)
「承認」は交流分析で言う「ストローク」です。
「人はストロークなしでは生きられない」と言います。「ストローク」が「心の栄養物」と言われる所以です。
これまでの経験で「ストローク」が人を力づけ、元気づけることを確信しているのでプログラム案をすぐに提案しました。

私たちは、不足したり欠けているところが気になり、意識をそこに固定してしまうことがあるようです。
「あれがない、これがない」
「ここができていない」
「あれもダメ」、、、。
しかし「止まって見る」と、できている事、素晴らしいこと、うまくいっていることがたくさんあるようです。
あわただしい毎日の生活の中ですべてが流れて行ってしまうため、そのことに気づかないことが多いんですね。
そして不足している事が意識に固定化されているので「あれがない、これがダメ」と自己内会話を繰り返してしまうのです。
それは自分を否定したり、責めたりすることにつながっていくことがあります。
そんな風にしてエネルギーが枯渇して、元気がなくなってしまうことがあるようです。
今回の研修では、僕が「レモン実験」と呼んでいる実習も行いました。
レモンにポジティブな言葉をかけると、味が変化するんです。
キツイ刺すような酸っぱさが、角が取れてまろやかな酸っぱさになります。(これまでの経験では)
僕が研修でこの実習を使うのは、言葉の持つエネルギーを体験的に理解してほしいからです。
無意識のうちに自分を責めている言葉(自己内会話)は、あなた自身を傷つけて元気を奪っているということはないでしょうか。
「これも失敗。私は何をやってもダメだ」
「また上手くいかない。俺はバカだ」
「また忘れてしまった。自分はどうしようもないやつだ」
意識して、自分自身を力づける言葉を自分自身にかけてあげることも必要なのではないかと思います。
「今日も一日がんばったね。すばらしいね」
そんな風にしてベッドに入ったら、きっといい夢が見れて、次の日も気持ちよく目覚めることができるのではないでしょうか。
今日眠りにつくときは、思いっきり自分を承認してあげてください。
「今日も一日がんばったね。すばらしいね」
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