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ファシリテーションとノーム創り

先日、グループセッションのファシリテーションコースが修了しました。

ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること、と言われます。

知的創造活動を促進する役割で、具体的には会議など進行などが考えられます。




1年間、受講生の皆さんにファシリテーションについて指導させていただきましたが、受講生たちのシェアが的を射ていたので、とても嬉しかったです。


「ファシリテーターは場を創っている人」

「場を信頼することが大切」

「承認、貢献の在り方が場に反映される」

「ファシリテーターはプロの黒子」


そのようなシェアでした。

これらのことは、頭で理解するというよりは、経験をとおして感覚的に分かる分野のことだと考えます。

「やり方」を覚えるのではなく、「在り方」を体感しながら身に着ける分野なのです。


「場」にはノーム(Norm=規範)の力が働いています。

ノームには、その場にいる一人一人の言動が影響を与えますが、ことさらリーダーの言動による影響が大きいです。(形式的なリーダーではなく実質的なリーダーという意味です)

ファシリテーションの「場」におけるリーダーは、ファシリテーターと言うことになります。

ファシリテーターの言動、ひいては人間性がその場のノームを創ると言ってもよいでしょう。


そして、そこにいるメンバーの能力が最大限に発揮され、1+1が3以上にできるような「融合の場」を創るためには、オープン・誠実・主体性・承認・貢献のノームがあると良いようです。

クリエイティブな場を創作するために、ファシリテーターがまずオープン・誠実・主体性・承認・貢献の在り方であることが重要なのです。


そのようなノームがあれば、チームに信頼関係が構築され、問題解決が起こり、個々人の成長が実現していくようです。


もちろんファシリテーションには、スキルや「やり方」の部分も必要ですが、それ以上にまずは「在り方」が大切です。

「やり方」というアプリケーションを効果的なものとするためには、「在り方」というOSがしっかりと働いていることが大事なのです。


ファシリテーションとは、人間関係の事でありコミュニケーションのことでもあります。またリーダーシップのことでもあります。

ファシリテーションを学ぶことは、人生を豊かにすることだと考えています。

 
 
 

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