パーソナル理念
- 藤井 浩行
- 2021年10月22日
- 読了時間: 2分
先日、ある企業様において研修をした折に感動した出来事がありました。
それは、自分自身の理念(パーソナル理念)の完成に際してのシェア(分かち合い)でした。
「私にとっては当たり前で何とも思っていなかったことが、自分の特長であることに気づきました」
彼女の完成したパーソナル理念には「素直」「思いやり」「チャレンジ」という言葉が使われています。(僕は「ダイヤモンドワード」と言っています)使われている言葉は平凡かもしれませんが、そこに至るプロセスに価値があるので、本人にとっては特別な重みがあるのです。
自分自身を全肯定したシェアでした。
ありのままの自分を温かく受け入れたシェアでした。
彼女は自分の素晴らしさに、パーソナル理念を通じて自分自身が気づいた瞬間でした。
僕は、パーソナル理念を明確に創ることは、幸せを感じ取る能力である「幸せ感性力」を強化するために、とても重要なファクターだと考えています。
自分の素晴らしさに気づくことは「幸せ」なことではないでしょうか。
そして、その理念を仕事の中で実践していくことで、彼女のワークエンゲイジメントは強化され、仕事における生産性も上がり、そのような彼女の存在が職場にも好影響を与えていくことでしょう。

彼女のシェアの瞬間、職場の他のメンバーも同席していましたが、そこにはお互いを力づけ合う「場」ができていました。
僕のパーソナル理念は「私は融合の場を創造する、幸福連鎖の源泉です」ですが、それが実現しているようでとても充実感がありました。その充実感は、理念(価値観)が文言化されているからこそ認知できることかもしれません。そんなところにもパーソナル理念のパワーがあると思います。
これからも、より多くの人のパーソナル理念の明確化をサポートしていきたいと考えています。
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