ディズニー・ストラテジー・モデル
- 藤井 浩行
- 2022年2月11日
- 読了時間: 2分
ディズニー・ストラテジー・モデルという考え方があります。
天才と言われる一人であるウォルト・ディズニーが創作の際に用いたと言われる、3つの思考プロセスのことです。
1.ドリーマー(dreamer)…夢のようなプランを考える
2.リアリスト(realist)…現実的な行動計画を立てる
3.クリティック(critic)…ヌケ・モレがないか建設的な批判的見方をする
ディズニーはこの三つの役割を自分一人でできたそうですが、組織の場合は、それぞれの役割を担う人が居ればよいと言うことになります。
また一人でも、それぞれの立場を意識的にとることで天才ディズニーの思考プロセスを真似ることができます。

ところで交流分析という分野では、人間の自我状態を5つに分類しています。
CP(Critical Parent)…批判的な親
NP(Nurturig Parent)…保護的な親
A(Adult)…成人
FC(Free Child)…自由な子
AC(Adapted Child)…順応の子
普段の私たちは、素の自分の自我状態にありますが、それぞれの役割を演ずるときは意識的に個別の自我状態を上げるように意識することが有効です。
(普段の自我状態の傾向はエゴグラムで知ることができます→http://aomori-roukyo.or.jp/13_kaigo_supporter/img/checklist.pdf)
ドリーマーを演ずるときはフリーチャイルドを、リアリストを演ずるときはアダルトを、クリティックを演じる時はクリティカルペアレントの自我状態を使ったらよいと言うことになります。
それぞれの役に成りきって思考するのが効果的でしょう。
ビジョン創り、目標創作はドリーマーで、計画創りはリアリストで、計画実行の際の計画と現状(実績)のギャップ認識をクリティックで、修正計画はリアリストで行ったらよいでしょう。また行動はフリーチャイルドを使ったら楽しくできるのではないでしょうか。
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