エンパワー(力づける力)について
- 藤井 浩行
- 2019年10月10日
- 読了時間: 2分
ふと思い出したのですが、以前あるセミナーでAさんのお話を伺うことがありました。そして、そこで感じたことがありました。
良いとか悪いの評価なしで、その時感じた事実として振り返ってみようと思います。 その会の代表としてAさんが話してくれたのですが、何となく心に響いてこず、ざわつく感じでした。 言っていることはとても正論で論理的なので頭では理解できるのですが、「断定」と「コントロール」を感じて引いてしまったのです。
きっと一生懸命、伝えてくれたと思うのですが。

この経験を学びとするために、考えてみました。 どのように接してもらったら僕の主体性は動いたのだろう…
思いついたまま書いてみようと思います。
・断定しないで情報を与えてほしかった ・問いかけてほしかった ・どうしたいのか訊いてほしかった ・ハードルがあるのなら一緒に考えてほしかった ・自分の思いばかりを語るのではなく、こちらの思いを受け取ってほしかった
こんな風に書いてくると、僕が欲していたのは一方通行の話ではなく、しっかりこちらの話を聴いて欲しかったのだなあと気づきました。 こちらの存在を大切に扱ってほしかった。 逆の立場の時、僕も自分の思いが強ければ強いほど、あるいは研修のように一方的に話すことがある時は、そんな風になりがちなんだろうと思います。 気をつけようと思いました。 上司と部下のように、あるいは親子など上下の関係がある場合にありがちなのが、上から下への一方通行のコミュニケーションです。 その人が、自分で考えて判断して主体的に行動することを力づけるには、双方向のコミュニケーションが有益であることを実感しました。 エンパワーが起こるには、相手の存在を尊重するという在り方があったらいいと思います。 良い教訓になりました。その在り方を訓練します。
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