「融合の場」
- 藤井 浩行
- 2019年12月23日
- 読了時間: 2分
先日、ファシリテーターを務めさせていただいた研修のセッションで、改めて素晴らしいと思ったことがあります。
それは、「融合する」ということです。
「融合」は出会いから始まります。
そして、その出会いは偶然ではない出会いですね。

セッションに、オブザーバーとして参加したTさんがいました。
オリジナル参加者のRさんは、今後のお仕事のことで岐路に立っていました。
Tさんは、まさにその課題に対する専門知識を持った人だったのです。
その日、その場で出会わなければ、もしかすると一生出会うことのなかった二人かもしれません。
Tさんは初対面のRさんに、Rさんの考えには反するような意見を伝えていました。
それは、とても勇気がいったと思います。
しかし「貢献」から率直に自分の意見を伝えていました。
Rさんも、その意見を真摯に受け取っていました。
そこにはRさんに対するTさんの「信頼」があったのだと思います。
そしてRさんのTさんへの「信頼」もあったでしょう。
「場」への「信頼」があったように思います。
意見(コンテンツ)の違いは別にして「信頼」の場が創作されたとき、そこには融合によって新たな可能性が生まれるようです。
それぞれの人生の経験・学びから、お互いが力づけあう場、それが「融合の場」だと思います。
「場」のスタンダードはファシリテーターが創るようです。
「信頼」を創るのなら、まずファシリテーターが、その場を信頼する。
「真摯さ」を創るのなら、まずファシリテーターが、誰よりも真摯になる。
「オープン」を創るのなら、まずファシリテーターが、誰よりもオープンになる。
「承認」を創るのなら、まずファシリテーターが、誰よりも承認の立場をとる。
「場」には「暗黙の了解(ルール)」(ノーム)があるようです。
僕はまだまだ修行の身ですが、場に肯定的なノームを創ることを意図しています。
その第一歩は「まず、自分がそう生きる」。
師匠である鈴木 博さん、兄弟子である所 幸蔵さんから指導いただいたことです。
トレーニングを続け、さらに生産性の高い効果的な場づくりで社会に貢献していきます。
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