「気づき」の訓練
- 藤井 浩行
- 2019年11月21日
- 読了時間: 2分
研修の講師をさせていただく時、僕は実習をすることが多くあります。
「わかる」ことと「できる」ことは、まったく違うからです。「頭では分かっているんだけど、できないんだよね」では、結果は変わりません。
「やる」と決めて「やった(行動)」ことで、「結果」に「変わる可能性」が生まれます。
変わらなかったら、また別のことをやる必要があります。

実習をやると、普段の「生き方」が、そこに現れます。
人生で起こっている事と同じことが、その場で起きています。
自分にとって好ましいことが起こっていれば、何も変える必要はないかもしれません。
でも、意図しない結果がそこにあるとしたら、何かを変える必要があるかもしれません。
もちろん、それを選択するのは、その人の自由ですが。
しかし、長い時間をかけて醸成した「生き方」を変えることは、そんなに簡単ではないでしょう。
だから、無理なく簡単にできることから始めて、何回も何回も「気づき」、「意図を創作」して「行動」することを繰り返し訓練する必要があります。
実習はそのことをリアリティをもって体験できる場です。
起こっている結果を、良い悪いを別にしてニュートラルに受け取り、自分の意図する結果を創るためにはどうしたらいいかを探究し、コミットして訓練する。
そのことが大切で成長につながるのだと思います。
これまでのたくさんの実習を通して気づくのは、自分の限界を決めているのは自分自身なのだということです。
「私にはできない!」と思い込んでいる、自分自身こそが最大のハードルなのだと思います。
もっと正確に言えば、過去の自分自身でしょうか。
同じような状況になる度に「私にはできない!」と暗示をかけている。
本当に「できない」のでしょうか。
それは「思い込み」ではないでしょうか。
それは「迷信」ではないでしょうか。
それは「真実」なのでしょうか。
疑ってみる必要があるかもしれません。
自分を上手にマネジメントするためには「気づく」訓練が効果的だと思います。
気づいて、意図に基づいて、次の行動を選択する。
そのことが大切だと考えています。
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