Tさんから学んだこと
- 藤井 浩行
- 2020年5月21日
- 読了時間: 2分
先日、僕がファシリテーターを務めるSVRプログラムという6か月間研修の卒業セッションがありました。
(SVRとは「Super Vision Realization 」のことで「(夢のような)スーパービジョンの実現化」という意図を込めました)
参加者のTさんは6か月間で、とても印象的な結果を創りました。

45歳の彼は、仕事でも十分な力をつけ、キャリアを積んできた人です。
専門職の彼は独立してお店を持つことを意図していました。
野心に燃えていて、僕の最初の印象はギラギラしている印象です。
しかし、本質的な彼の課題は「自分を許す(完了)」ことのようでした。
それまでの彼は「もっとがんばれ」「完璧にせよ」と自分自身に鞭打って駆り立てているようでした。
そして6か月間、そんな自分と向かい合って到達した結果として「穏やかな彼」がいました。
実際、6か月間の中で独立が具体化していましたが、最終的に、それを取りやめることを決めました。
「取りやめてもいい」という許可が降ろせたようです。
「独立しなければ自分自身を認めることができない!」から「独立してもいいし、独立しなくてもいいし、どちらの自分もOK!」という在り方にシフトしたようです。
これはすごいことです。
人生に「違い」が起きました。
この後の彼の人生が何年あるかは分からないことですが、仮に50年あるとしたら、その50年を「駆り立てながら生きる」か「自分自身にOKを出して生きる」かでは、人生の質が大きく違います。
この結果は、彼自身が自分と向かい合って創った結果です。
そんな彼の笑顔を見て、力づけられ感動した経験を伝えたいと思いシェアしました。
スーパービジョンは実は「未来」にあるのでなく、「今、ここ」にあるのかもしれません。
それは、意識の在り方、ものごとの捉え方次第かもしれません。
Comments