「生きる力を育む」研修
- 藤井 浩行
- 2019年9月2日
- 読了時間: 2分
今から27年前(1992年)、シナジー・スペースが主催する「シナジーⅢ」という研修に参加しました。
その当時、32歳の自分は、勤めていた会社を辞め、初めてフリーで仕事を始めた頃でした。
事前の見込みが外れて、数か月間、収入のない日々を過ごし「自分自身の何かを変えなくてはならない」と考えていた時に、知人の紹介で「シナジーⅢ」を知りました。
案内書には「リーダーシップの本質」とあって、「これだ!」と感じました。
すぐに参加を決めて、申込書にサインアップしました。とにかく、すぐに行動することが大切だと考えたからです。
そして3日間の研修がスタートしました。
いろんな実習を通して、自分自身と向き合いました。
その中で、自分自身の人生が大きく変わるキーワードに出会いました。
「自分が源泉」
それまでの自分は、まったく「他人が源泉」「環境が源泉」。
なにもかも、自分ではどうすることもできないことばかりで、大洋で波に漂う木の葉のようでした。
しかし「自分が源泉」に出会い、過去は変えられなくとも、未来は自分次第で変えることができることを知りました。
それは、頭で知識として理解する分野ではなく、経験から体感して理解(腹落ち)する分野だと思います。
それからの人生はエネルギーが違いました。
物事の捉え方が、まったく変わったからです。

あの時、漠然と「こんな、たくさんの人に貢献できる仕事ができたらいいな」と考えましたが、それから18年してトレーニングをはじめ、その4年後にファシリテーターとしてデビューするとは、その当時はまったく思いもよらないことでした。
(現在「シナジーⅢ」は二日間で行う「自分が源泉」研修に進化しました)
しかし、あの時、意識の深いところで「やると決めた」のだと思います。
ファシリテーターとして、「自分が源泉」研修を何度もリードする中で確信したことがあります。
それは、「自分が源泉」研修は「生きる力を育む」研修であると。
「自殺まで考えたけど、救われた」とか「初めて人生が楽しいと感じました」など、その後の人生を素晴らしく創り変えたたくさんの人を知っているからです。(僕自身が、同じような体験をしているわけですが)
社会では、いじめ、不登校、虐待、自殺・・・たくさんの心の痛む出来事が起きています。
「自分が源泉」研修に、その人自身や身近な人が参加していたら、避けられたのではないかと考えられることをたくさん見聞きします。
世界を愛と平和で満たすために、「自分が源泉」研修を、全国のよりたくさんの方々に体験してほしいと考えています。
それが私の使命だと感じます。
使命を感じて生きられることは、なんて幸せなことだろうと思います。
ひとつひとつ丁寧に誠実にやります。
Comments